みんなが転職を決意した理由

人が転職するには何かしらの理由があります。中にはそんな小さな理由で仕事を辞めるの?なんてのもありますが、人それぞれの転職した理由を知ると意外なことも見えてきます。

やりたいことが出来る人生へと変わった

私は現在、社長と私一人という零細企業で、研磨師の仕事をしています。転職前はプログラマーをしていました。プログラマーの時の給料は手取りで年収が300万ほどでした。

勤務時間が過酷で、定時に終わることはまず無く、残業必需で、夜遅く帰ってきて、朝早く出勤する日々です。
休日出勤もザラにあります。平日は家に帰ってくると、弁当を食べてシャワーに入り、寝るだけの時間しかありません。

まったくもって給料と割りに合わず、それに、自分がしたいことも出来ずに、どうして生きているのか分からないような日々でした。
私は元々、作家になりたいという夢や、日本全国を自転車で放浪したいという夢がありましたが、そのどちらも叶いそうにはありませんでした。

このままで良いのだろうか?と考えた時、このままで良いはずがありません。
もちろん、それなりに安定した会社なので、保証はあります。しかし、保証があったところで、こんな生活を余儀なくされる日々ならば、そんな保証なんてものは何の意味もありません。

したいことも出来ない人生で良いのだろうか?と考えた時、その結論は良いはずがないということです。
そうして、友人で工場を持って一人で研磨をしている人がいたのですが、彼から「最近仕事が多いから、転職しない?
アルバイト制だし、あまり時給は高くないから給料はかなり減るだろうけど、自由だよ。前日に休みの連絡しても全然困らないし、一週間ぐらい休んじゃってもいいし、自由きままに仕事出来るよ」と言われ、それならば自分のやりたいことも出来るじゃないかと思い、思い切って辞めることにしました。

今の生活を持続するならば、給料が足らないので、その辺は昔やっていたライティングのバイトで埋めようと思いました。そして、休みの日には作家になるために小説を書くような生活をしたかったのです。

夢に向かって意を決して踏み込んだわけです。
今となってはそれで本当に良かったと思います。
もちろん給料は減りましたが、そこはライティングのバイトで補えるし、定時には必ず帰れるので時間の余裕がかなりあり、小説を書いたり、好きなことをする時間がたっぷりあります。
それに、二人だけでの仕事だし、友人は細かいことを気にしない質なので、楽しく仕事をすることが出来ます。
「生活の安定のために。今後の将来のために」という名のもとに、奴隷のように生きていた人生から解放され、自分の趣味や、自分の夢のために時間を使えるというのは本当に幸せです。

私は思い切って転職して本当に良かったと思います。
老後を考えて生きるために奴隷のようになる人生か?
それとも、夢を叶えるために前進して、楽しく生きる人生か?
今の人生でも老後が心配なわけでもありません。
私が思うのは本当にやりたいことをやるために生きるのが何よりも大切だと感じます。